サーチエンジンが,広大なワイヤードの交通標識であるならば,それはあまりにも頼りにならない標識であるということ。「時速50km/h制限」「右折道路」「直進せよ」「進入禁止」…,いろいろな標識があるが,それを信じるかどうかは,自分次第。嘘のキーワードに引っ掛かっても,それも自己責任。それが唯一無二絶対の,ワイヤードのルール,なんだナ。
米連邦取引委員会(FTC)は22日,検索エンジンによって訪問者を騙し,ポルノサイトへと誘導していたサイト運営者らに対し,連邦裁判所から禁止命令を勝ち取ったと発表した。FTCは,「これらのサイトは,他のWebをハイジャックし,消費者を誘拐,自分のサイトに監禁した」として告発していた。ポルノサイト運営者らは,他のWebページからコピーしたMETAタグによる嘘のキーワードでユーザーを誘導し,「ネズミ捕り」と呼ばれるJavaコードで,前のページに戻ったりブラウザを閉じることができなくするわなを仕掛けていた。
ポルノサイトに誘導されたからといって,そこに監禁されるかどうかは見ている人によると思うが…(^^ゞ。まぁ子供がアダルトサイトを見ることに過敏になっている状況では仕方ないのか。METAタグ(HTML中のキーワード)を偽ってアダルトサイトにユーザーを誘導するのは,常套手段。ZDNetの関連記事によると,アルタビスタもインフォシークもMETAタグを利用している。しかし,あまりにも偽の誘導が容易なことから,エキサイトはMETAタグを使用しないという。それとて,本文中にコメントタグを使ったり,背景色と同じ色で誘導する言葉を挿入しておけば,エキサイトも容易に騙すことはできる。ヤフー!のようなディレクトリ型のサーチエンジンであっても,昨日まで法律相談のサイトだったのに,今日はアダルトサイトになってた,ということだってあり得ない話ではないんだからねぇ。
ちなみにうちのページも嘘のキーワードが多い(いや,別に嘘ってわけじゃ…)。1ヶ月分のニュースを1ページに全部載せていると,1回しか出てこなくって全然詳しく触れてない言葉がひっかかって,サーチエンジンで来る人もいる。アクセスログを見ると,「AIBO | 詐欺」(infoseek)とか「記憶の拡大構想」(goo)とか「鉄腕アトム MP3」(infoseek)とか…。そりゃ1回はその言葉使っているけどさぁ…(^^ゞ,当てにならないなぁ,ホントに,すみませんねぇm(_ _)m。
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